二年前の春。ずっと友達だと思っていた男友達から、突然告白され…

匿名

2026年10月11日 0:51

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二年前の春。ずっと友達だと思っていた男友達から、突然告白された。 まさか自分が告白されるなんて思ってもいなかった。人生で初めての告白は、驚きと同時に、どうしようもなく嬉しかった。 けれど、喜びの裏には不安があった。 こんな私でいいのだろうか。私と付き合ったせいで、周りから何か言われるんじゃないか。いつか彼まで傷ついて、最後には「別れよう」と言われてしまうんじゃないか。 そんなことばかり考えて、私は彼の気持ちから目を背けた。 それでも彼は、何度も私を遊びに誘ってくれた。旅行のお土産を買ってきてくれたり、私の誕生日プレゼントを一緒に選ぼうと誘ってくれたりもした。 それなのに、私はすべて断った。 彼の気持ちが嫌だったわけじゃない。ただ、周りの目が怖かった。 そして、冬が来た。 当時、学校では告白ブームが起きていた。そんな中、彼が再び私に告白しようとしているという噂を耳にした。 昼休みに告白するらしい。 その言葉を聞いた私は、怖くなって部活の準備室に隠れた。 しばらくすると、外から大勢の声が聞こえてきた。 「探せ、探せッ!」 その声が近づいてくるたび、私は息を殺した。見つかったらどうなるのだろう。何を言われるのだろう。怖くて、ただ時間が過ぎるのを待つことしかできなかった。 昼休みが終わり、仕方なく教室に戻ると、周りの人たちはまるで獲物を見つけたかのような目で私を見ていた。 掃除の時間を挟み、次の授業は移動教室だった。 友達と一緒に教室へ入り、席に座ってしばらくすると、そこにいた人たちが次々と外へ出ていった。 不思議に思っていると、教室に残っているのは彼だけだと気づいた。 ああ、これは仕組まれたやつだ。 そう察した私は、友達の手を引いて教室を出ようとした。けれど、友達だけが外へ連れ出されてしまった。 クラスのみんなは、私と彼を二人きりにして、告白させようとしていたのだ。 けれど、私の心は昼休みからずっと、怖いと叫んでいた。 好きかどうかなんて、考える余裕もなかった。ただ、この場から逃げたかった。 気づけば、友達が私の手を引いて助け出してくれていた。 その後、私は先生に事情を説明し、学校を早退した。 それから彼との関係は、どうなったのかわからなくなった。 そして二年後。修学旅行で、同じ部屋になった子から思いがけない話を聞いた。 自由時間、彼がこんなことを言っていたらしい。 「あの時、俺は本気で好きだったのに」 その言葉を聞いた瞬間、後悔が押し寄せてきた。 私はずっと、彼の気持ちは軽いものなのだと思っていた。だから、何度誘われても断ってきた。彼がどんな思いで私に近づいてくれていたのか、ちゃんと考えようともしなかった。 でも、彼は本気だったのだ。 そう知ったとき、ようやく気づいた。 私はずっと前から、彼のことが好きだったのだと。 彼の気持ちに背を向けながら、本当は自分の気持ちにも嘘をついていた。周りの目を気にするあまり、彼を悲しませてしまった。そのことが、どうしようもなく悔しかった。 今でも、彼とは塾で顔を合わせる。 席は前後。授業中、気づけば彼のことを目で追ってしまう。プリントが回ってくるだけでも、少し緊張する。 手を伸ばせば届いてしまう距離にいるのに、心の距離はひどく遠い。 もう、彼は私のことなんて好きではないのだろう。 私に告白してから数か月後、彼は先輩と付き合い始めた。今はその先輩と別れたことを引きずっているようで、塾でも周りからからかわれている。 彼の心には、もう私の居場所なんてないのかもしれない。 あのとき、素直になれていたら。 周りの目なんて気にせず、彼の気持ちを受け止めていたら。 今とは違う未来があったのだろうか。 そんなことを考えても、過去には戻れない。 自分から遠ざけておいて、今さら彼を好きだなんて。もう彼と付き合う資格さえないのに、私は何を望んでいるのだろう。 いっそ、この気持ちなんてなくなってしまえばいい。 彼を見るたびに期待して、近くにいるたびに胸が苦しくなる。届かないとわかっているのに、どうしても目で追ってしまう。 こんなにも後悔するくらいなら、最初から好きになんてならなければよかった。 あいつを好きな私なんて、消えてしまえばいいのに。

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