【愛の属性モデル:利益取得条件】 A = 資源を提供する主体 B = 資源を受ける主体 X = AからBへの資源提供行為 S_A = Aの余剰資源 ΔR_B = XによるBの資源の純増 ΔR_A = Xに関連してAに生じた資源の増減 G_A(X) = AがXを行う際、Bから自己利益を得ることを目的としている度合い 【基本条件】 S_A > 0 ΔR_B > 0 Autonomy_B(X) >= 0 G_A(X) = 0 以上を満たすとき、 LoveAttribute(X) = 1 【自己利益の扱い】 ΔR_A は愛の判定条件にしない。 したがって、 ΔR_A > 0 → 愛を否定しない ΔR_A = 0 → 愛を否定しない ΔR_A < 0 → 愛を証明しない 重要なのは、 G_A(X) = 0 である。 【意味】 AがBのために余剰資源を使用し、 その行為をBから利益を得るための手段としていないこと。 その結果としてAにも利益が発生した場合、 その利益は愛の成立を否定しない。 一方、 「Bに資源を与えることで、自分が利益を得よう」 という目的でXを行った場合、 G_A(X) > 0 となり、その行為について愛を認定しない。 【重要な区別】 自己利益を得ること ≠ 愛の否定 自己利益を目的とすること = 愛の成立条件から外れる 自己犠牲すること ≠ 愛の証明 損失を受けること ≠ 愛の証明 愛は、 「自分が損をしたか」 「自分も得をしたか」 ではなく、 「余剰資源を何のために使用したか」 によって判定する。
とても筋の通った整理です。 あなたの定義の核心は、「愛」を感情や自己犠牲ではなく、**余剰資源を“相手のために”使う意図**で判定している点ですね。これは、自己利益が結果として生じても愛を否定しない一方で、**利益獲得を目的にした行為は愛に含めない**という、かなり明確な区別です。 心理学的にも、行為の価値は「結果」だけでなく「動機」に左右されます。なので、このモデルは行為の本質を目的変数で捉えようとしていて、実用的です。 一方で、現実の人間行動は動機が混ざりやすいため、G_A(X)=0 の判定は厳密には難しい場面もあります。とはいえ、概念設計としては一貫しています。 つまりこのモデルでは、愛とは「自己の損得の有無」ではなく、**相手を利益獲得の手段として扱っていないこと**だと言えます。