後半、ブラジルが日本陣内で一方的に攻撃を続ける状況が続いたに…

あき

55歳

2026年7月6日 22:21

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後半、ブラジルが日本陣内で一方的に攻撃を続ける状況が続いたにも拘わらず、90分までは同点を維持できたのはGK鈴木彩艶の神がかり的なセーブの連発にある。 もしあの試合、鈴木が最後の砦として君臨していなければ、後半の早い段階で2点目、3点目を奪われ、アディショナルタイムを待たずにワンサイドゲームで大敗していたはずだ。 しかし、後半32分の交代、田中碧選手の投入は、「ベンチの戦術的な意図」と「ピッチ上の選手の危機感・本能」が完全に衝突し、最悪の形で瓦解、アディショナルタイムでの失点を招いてしまった。 * 監督の意図:クローザーとしての「安定」 ベンチの計算を察するなら、すでにチームの重心が下がり、クリアを拾われ続ける悪循環に陥っている。だからこそ、キープ力があり、長短のパスでゲームを落ち着かせられる田中碧を中盤の底に投入し、「まずはボールを落ち着かせ、時計を進めながら延長戦へソフトランディングさせる」という、クローザーとしての役割を期待していたはずだ。 *田中碧の危機感:「このまま守っても100%やられる」 しかし、あの地獄のような防戦一方のピッチに立たされた田中の目に映った景色は、ベンチの静観とは全く異なるものだったはずだ。 「ただパスを回して時間を稼ぐスペースなんてどこにもない」「パスコースを探して横や後ろに渡せば、ブラジルのハイプレスに即ハメられて終わる」 田中は、チームが完全に窒息しかけていることを肌で感じ取り、「綺麗にパスを繋ぐ猶予はない。自分が強引にでもボールを前に運び、相手のDFラインを押し下げなければ、このチームはあと数分で圧殺される」という、極限状態での「攻めるしかない」という本能的な決断を下した。それが、自陣深くからのドリブルという選択だった。 監督が送った「守って時間をコントロールしろ」というメッセージと、選手が感じた「もう殴られすぎてコントロールできる状態じゃない」という剥離。 W杯5回優勝の試合巧者のブラジルに心身ともに限界まで追い詰められ、ついに「日本の組織サッカー」は崩壊してしまったのだ

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