身近にいた人、かつずっと反面教師でしかなかった人(以降Fさん)の話で、私がずっと気を付けていることを書きだす。 Fさんは、一言で言ってしまうと「人間関係が下手な人」だった。 愛想よくニコニコしていて、話しかけられやすい人ではあったけどね。(第一印象が抜群に良い人) 共通の趣味でつながっている人たちとの人間関係は長期化する傾向にあったけど、たいていの人間関係がダメになる原因の8割はFさんにあった。 全部が全部、Fさんが原因じゃないのは、やっぱり相手との相性とかもあるし、相手の方がFさんよりもタチが悪かったこともあるから。 Fさん、「会話が難しい」とか「人間関係が上手くいかない」とかって口にするのを聞いたことがない。 でもそれは、自覚していても口にしないようにしていた…とかじゃなくて、シンプルに自覚できていなくて、 家族や気を許した友人に愚痴って発散する形で目を逸らしていたからじゃないかなって思う。 人間関係をダメにする原因になってしまっていたFさんの癖、それは「相手を自分の解釈で好き勝手に印象付け、その決めつけをもとにして話すこと(人間関係を進めること)」だ。 私はそうならないように、「Aさん、~って言ったり、~していたから〇〇な人『かもしれない』」と仮定で留めるよう気を付けている。 決めつけは碌でもない。すればするほど、目の前にいる相手に失礼で、現実から目を背けることになるんじゃないかなって思う。 決めつけて、自分よりも弱い人・可哀想な人って見る人も最低だと思っているけど、Fさんの場合はそういうのとは違って、 「自分の正義が世間的には正しいのだから、~さんがああ反発するのは筋が通らない、きっと私のことが嫌いなんだわ。だから加害してくるのよ」って被害妄想に発展させる。 Fさんがひとたびそう思考しちゃうと、相手はFさんと会話が成立しなくなって、人間関係を諦めていく感じ。(私も諦めた人間の一人。だから身近に『いた』人と表現している) 「それはFさんの勘違いで、本当は~」みたく、相手が何を言ったって「そう言ってまた私が悪いように話をもっていくんでしょう? 分かってるんだから」と、 加害しながら被害者ポジションで居直るFさんにお手上げ状態になる。 Fさんの都合のいいように解釈されて、決めつけが強化され続けてしまうから、相手は「もう何も言うまい」と心を砕くのをやめるし、それが複数人ともなれば、Fさんは孤立する。 転々としていた職場の愚痴を聞かされた感じを要約すると上記のような流れでもって、Fさんが仕事を辞めたのも頷けてしまう。 誰にもちゃんと向き合ってもらえなくなるのは辛いはず。でも、自覚も反省も改善もしないから、繰り返す負のループにずっといる。 人間関係が下手だと自覚していないからか、いつだって仕事を辞めた後の愚痴には「どこ行っても、私の邪魔をする人が居る」って言っていた。 自身が言ったこと、やったことを一度も振り返ったりしない面も含めて、(ここで私があれこれ気づかせようと言葉を尽くしても、聞こえが悪ければ私も、「邪魔をする人」扱いになるかもだよね)で 何か月か、とにかく時間をかけてゆっくりとフェードアウトする形で関係を断った。できるなら、Fさんにとってまだそうじゃない人で居るうちに、面倒なことにならないうちに居なくなりたかったから。 かなり時間をかけてFさんのことを考えてはみたけど、どこまで考えても(私の手に負えるタイプの人じゃない)って結論にばかりいきついてしまったから。 Fさんのためになる素晴らしい人が現れれば……って思ってならない。私はそれに該当する人ではないから、ごめんなさいとしか思えない。