劇中のトークメモの埋葬『一億総ストーカー時代の「愛」の正体…

キツネバツ

23歳

2026年1月7日 19:56

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劇中のトークメモの埋葬 『一億総ストーカー時代の「愛」の正体』 (※冒頭、ラジオから流れる曲を消すような仕草をして、眉をひそめる) ……うるさいですねえ。 どこへ行っても、流れてくるのは「会いたい」「震える」「君を守る」……そんな歌ばっかりです。 今の日本の歌謡曲、歌詞を見てごらんなさい。 9割が「恋愛」ですよ。 この国には、政治も経済も環境問題もないんですか? いい大人が寄ってたかって、色恋沙汰しか歌うことがない。平和ボケも極まれり、ですわ。 (※ここから早口で、論理の暴走を開始) だいたいね、「運命の人」とか言いますけど、あんなもん**「確率論の無視」**も甚だしい。 世界に何十億人と人間がおる中で、たまたま同じ時代に、たまたま同じ日本に生まれて、たまたま同じ学校や職場に居合わせただけでしょう。 それを「運命」と呼ぶなら、満員電車で足を踏んできたオッサンも「運命の人」ですわ。 それをね、脳みそから変な汁が出てるもんやから、「この人しかいない!」と錯覚する。 言っておきますけど、**「恋愛」の正体は「誤解」です。 相手のことをよく知らないから、勝手に理想を押し付けて好きになる。 相手のすべてを知ったら、好きになんてなれませんよ。 つまり、恋愛とは「無知に基づく一時的な精神錯乱」**なんです。 (※一瞬の間。声を落として、残酷な真実を告げるように) その精神錯乱が解けないうちに、勢いでハンコを押すのが「結婚」です。 誰かが上手いこと言いましたな。 「結婚とは、判断力の欠如である」と。 結婚式を見てごらんなさい。 「永遠の愛を誓います」なんて言うてますが、あれは嘘です。 正しくは**「永遠の忍耐を誓います」**と言うべきなんです。 赤の他人が同じ屋根の下で暮らすんですよ? 生活習慣も違う、食の好みも違う。 ドアの閉め方がうるさい、洗濯物の干し方でおかしいと、死ぬまで文句を言い合う契約を結ぶ。 (※ニヤリと笑って、客席を見渡す) それを世間では「幸せ」と呼ぶそうですから、人間というのは本当にマゾヒストな生き物です。 ま、せいぜい「愛」という名の勘違いを楽しんでください。 勘違いが解けたとき、そこに残るのは「住宅ローン」と「粗大ゴミ」だけですけどね。 (一礼)

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