劇中のトークメモの埋葬『一億総独り言時代の到来』(※少し…

キツネバツ

23歳

2026年1月6日 0:27

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劇中のトークメモの埋葬 『一億総独り言時代の到来』 (※少し哀れみの眼差しで、スマホを見る仕草をして) 電車に乗ってみなさい。 右を見ても左を見ても、みんな下を向いて、小さな光る板……スマートフォンとやらをいじくってる。 まるで何かの宗教の祈りの時間ですわ。 何を見てるのかと思えば、SNSですか。 「今、パンケーキ食べました」「空が綺麗です」「部長がムカつく」……。 知らんがな、と。 見ず知らずの他人の、どうでもいい日常の報告を読んで、それに「いいね」という判子(はんこ)を押して回る。 ほんで自分も「私を見て!」と写真をアップして、他人からの承認という名の餌を待つ。 これ、現代の「賽の河原」ですよ。積んでも積んでもキリがない。 みんな「世界と繋がりたい」とか言いますけどね、逆ですよ。 目の前に座ってるおっさんの顔も見ずに、電波の向こうの会ったこともない人間に媚びを売ってる。 これは「繋がり」やない。「孤独」の確認作業です。 結局ね、人間は寂しいんです。 自分の頭の中にある言葉を、誰かに聞いてもらわないと不安で仕方がない。 でも、面と向かって話す度胸も話術もないから、機械に向かって指先で独り言をつぶやく。 人類の進化が聞いて呆れますな。 道具を使って火を起こし、言葉を話せるようになった猿が、最終的に行き着いたのが「指先一つで世界中に独り言を撒き散らす」ことだったとは。 スティーブ・ジョブズも、草葉の陰で泣いてますよ。 「こんなことに使われるために発明したんやない」言うてね。

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