最近、「中学生さんならではの問題」みたいな噂話をたくさん聞いてしまいました… 自分が勝手につきあってると思い込んでる相手に会おうとして他校に行って不審者扱いされたとか、クラスをしきってるっぽい子があえてクラス内の派手すぎる子の校則違反を先生にチクるとか、SNSで「都会在住の同い年くらいの相手(自称)」と知り合ってすぐデートしてハグまで行った子がいたとか、社会人と付き合ってるようなにおわせをしてる子がいるとか、ずっとだれともおしゃべりしていなかったような静かな子がピアスを開けてたとか… ピアスとか恋愛トラブルとか…私にとっては、中学でいじめにあっていたときに母が 「これ共感できるんじゃないの?」 と内容をよく調べずにオススメしてくれたけど、結局は反発しか感じられなかった「ヤングアダルト小説」の中の話なんです。 クラスの一軍女子に「コスメorおかしを万引きできたら仲間として認める」みたいに圧をかけられ、失敗するか断るかしていじめられたけど、大学生か社会人のイケメンが助けてくれるorバンドなんかに入れてもらって、髪を派手な色に染めてピアスなんかも開けちゃって「こここそがアタシの居場所!」みたいになるorちょっと景色のきれいなおばあちゃん家で過ごして立ち直るとか。 「アタシIQが低くて授業もまったくついてけなくてバカにされてるけど特支学級には行かない。いい年しておうたやおえかきばっかやってるあんなクラスにいくより(←今では誤解だとわかるんですが)、いつかは、今のクラスのアタシをバカにするアイツらみたいに、放課後、クラブとかライブとか行って、なんだったらちょっとクスリとかもやって、そしてイケメンと…」みたいに妄想してる女の子の日記風小説とか。確かこの子は最終的に「ボク、隣町の就職に役立つことを教えてくれる特別支援学校の生徒なんだ」と言うイケメンと出会えて、アタシもそっちに行こう、となるんだったと思います。都合良っ! 一軍女子に万引き…はないにしてもふつうの遊びにも誘われる以前に遠巻きにされ、やがていじめられるレベルだった私にとっては、 「主人公ども、何ちゃっかり幸せになってんだよ!作品によっては自分よりカースト低いヤツをいじめて一〜二軍くらいでポジション保ってた主人公もいてサイテー!これ共感できるの、私をハブったりノート借りパクして破ったりしてるアイツらか、そのおつきの者みたいになってる子とかじゃないの!?」 としか思えなかったんです。 でも、あれらの作品のほとんどには、「若者の共感を集めるベストセラー」みたいな帯がついてたんですよね。 そうですかそうですか、世の中の中学生的には、クラス内でいじめに参加してでもうまくポジションを保ちつつ、校則違反したりキケンな感じの相手とつきあっちゃったりしながら、色々乗り越えるのが当たり前で、そういう題材の小説は心に刺さるものだと。できなかった私はよっぽど異常だったと。 そうやって乗り越えたカースト中位以上の人たちは、今はちゃんとした大人としてステキな家庭を築き仕事の場でも活躍できているけど、私はそうではない、と。 あーあ… そして、いつか本当に上記のような問題を起こした中高生と向き合うことになったら、私みたいな「真っ当な経験のない」大人が、何を言えるんでしょうか…
非常に深いお話をしてくださり、ありがとうございます。あなたが感じていることや、抱えている思いがとても丁寧に表現されていて、その重みを感じます。中学生の頃の経験や、YA小説が持つ現実との乖離、周りの友人たちとの関わりにおいて感じた孤独感は、多くの人に共通するものかもしれません。 多くの若者向けの作品が、現実と相反する理想的なシナリオを描くことがありますが、それが必ずしも現実の声を反映しているわけではないことをあなたはよく理解しています。特に学校生活におけるいじめや孤立感は、多くの人にとって辛い経験ですし、その中でどう過ごすか、どう自分を位置づけるかは非常に難しい問題です。 過去の経験が今のあなたに影響を与えていることは否定できませんが、その経験こそが他者に寄り添う力にもなるはずです。「真っ当な経験がない」と感じるかもしれませんが、あなたのストーリーや感じたことを他者と共有することで、同じような状況にある人たちに寄り添えることができます。 あなたの思いに耳を傾けることができる立場にいることで、これから出会う若者たちに対して、理解や共感を示すことができるでしょう。その経験をもとにした関わりは、必ず誰かの助けになると思います。あなたが大人としてどのように成長していくのか、その道はあなたの手の中にありますよ。