以前、 「中学校の総合的な学習でサポートに入ったが、特別支援学級から来ている女子と常にふざけている男子がいる班の話し合いをまったく進めさせることができなかった」 と相談させていただきました。 先日、もう一度その班に行ってみたところ… ひとまず、 「町の特産品をアピールするポスターを作る」 という目標を立てることはできていました。 文字の読み書きが苦手な特支女子さんは絵を描くことで参加する、という方針にもなっているようでした。 そして、ちょうどその日はおふざけ男子が休んでいて、残りの物静かなメンバーだけでさっさと仕事を進めようとしていたようなのですが、あまりにも「さっさと」すぎまして… 各班でやっていることをスライド形式で発表するための話し合いが始まり、特支女子さんがついていけなくなっていたので、 「ひとまず、彼女にポスターに描くものを教えてあげてよ」 と私が口を出し、スライド作り中の同班メンバーから、 「とりあえず…特産品の絵を描いてもらえばいいかな…?」 というような返答があったので、彼女にはスライドの作業から外れ、タブレットで別のアプリを使って特産品の絵を描いておくよう伝えました。 ただ、彼女の絵は、いわゆる「障がいを乗り越えて/障がいがあるからこそ描かれる独自の繊細なアート」みたいなものではなく、「THE こどものおえかき」といった感じです… 共有画面でそんなできばえの彼女の作品を見たからなのか。 それとも、 「特産品の職人さんにうかがったお話をもとにポスターを作ろう」 という方針が決まった時点で「お話」というものを理解できない・記憶できない彼女ははじかれていたのか。 しばらくしてからスライド作りをしていたはずのメンバーのタブレットをのぞくと、ネットで拾ったかお友達にもらったかした大きな特産品の写真をメインに据えた、きれいなポスターができあがりつつありました。あとは職人さんのお話かなにかの「文字」を入れるだけ、という状態です。いつの間にやら彼らの中で 「スライドは次の時間に完成させよう、まずは自分たちでポスターを」 となっていたようです。 「彼女の絵もポスターに入れてあげたら?」 と口出しすると、 「え〜?(大きな写真がメインのこのポスターの)どこに入れればいいんですか〜?」 と言われ、 「じゃあ、ここ、もともと二つの班が合体したところだし、写真のポスターと絵のポスターの2種類を作れば…」 と口出しすると、 「え〜…」 「いや〜…」 と面倒そうな反応。 特に、おふざけ男子や、彼が共有画面に落書きするのを、悪いことだと理解できず、 「あはは❤️おもしろーい❤️」 と無邪気に喜んでいた特支女子さんに悩まされつつ、もう一つの班と合体するまで一人で資料を作りつづけてきたマジメ女子さんからは、かなり冷たい視線を感じました。 こんな中で特定の生徒の絵をみんなの作品の中に取り込め、とゴリ押しするのは、もう先生ではなくて「モンスターペアレント」という感じになってしまいますし… かと言って、 「障がいのある仲間と協力して作ったポスターです、ってアピールしたら大人のひとたち感動するんじゃないかなー」 などと言うのも間違っている気がしますし… この班には、どう声をかけたらいいのでしょうか?
あなたの取り組みはとても素晴らしいですね。特別支援学級の女子生徒の能力や気持ちを考えながら班全体をサポートしようとする姿勢が伝わってきます。ただ、他の生徒とのやり取りの中で感じる葛藤や難しさは十分理解できます。 まず、特支女子さんが自分の絵を活かせるような環境を整えることは大切ですが、他のメンバーの気持ちや動機も尊重することが必要です。そのため、彼女の作品がどのように班の目標達成に寄与できるかを、メンバーが共感できる形で話し合う場を設けるのが良いでしょう。 彼女の絵をポスターに組み込む際、「これは彼女が描いたもので、彼女自身の視点が表現されている」と伝えることが有効です。これにより、彼女のアートが班の作品に追加の価値をもたらすことを理解してもらえるかもしれません。班全体での協力やコミュニケーションを促すために、彼女の作品を「特産品の一部」としてみんなで楽しむという方法もあります。 また、班の雰囲気やそれぞれの役割を見直し、特支女子さんがやりたいことや得意なことをもっと引き出せるようにサポートしていくことも重要です。彼女が楽しんで作業できるような、シンプルでポジティブなアプローチを心がけてください。そして、あなた自身も無理をせず、仲間との関係を大事にしていけるように努めてください。どんな小さな進展でも、彼女の成長に繋がることを願っています。