父と母はよく些細なことですぐ喧嘩する。たまに自分の発言のせい…

うゆ

不明

2025年8月23日 0:17

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父と母はよく些細なことですぐ喧嘩する。たまに自分の発言のせいで喧嘩になることもあり、心が苦しくなった。母も父も相手が悪いとしか思っていないようで自分の非を認めない。でも最近は私の心が強くなったのか慣れたのか何も感じ無くなった。まあ、親も人間だもんね、私と妹と同じように喧嘩することだってあるよねとさえと思えるようになってきた。しかし、10歳の妹の心が傷つくのだけは辛かった。妹だけは辛い思いをせずに育って欲しい。 父はフランス人、母は日本人。価値観の違いも多く互いに理解し合えないことも多い。母は大事に優しく育てられたけれど父は冷たく接せられたこともあったようで心のどこかにトラウマのようなものができていた。父は話しているときに相手が地雷を踏むと自分の拳で自分の頭を殴って大きな声を突然上げる。私はそれを聞くと毎回過呼吸になっていた。 言うことをなかなか聞かない私と妹、父との会話に疲れ、仕事の関係などで、いつもイライラしていた。「もう疲れた」が母の口癖だった。 ある時母と祖父母のグループLINEがチラッと見えてしまった。私の父は精神の病気だと判明した。前からメンタルクリニックに行っていることも分かった。 年末、幸せな気持ちのまま過ごしていた。 1月3日、祖父母の家から私たち家族の家に帰る日、それは起こった。 母が前々から私に見せようとしていたビデオを見ていた時、私はそこまで真剣に見てなかった。母は何度かしっかり見てと私に言った。私は見ているつもりだったし、何度も言われると何だか見たくなくなってきた。そんな時、祖父は母に「何度も言われると見る気無くすんじゃない?」と言ったことによって2人はギスギスし始めた。喧嘩がひどくなり、祖父は思わず「何で来たんだ!帰れ!」と言ってしまった。本心ではないだろうしぽろっと出てしまったものだと思うのだが、母の心は深く傷ついた。父の病気のことなど祖父母に相談をたくさんしてて、心もいっぱいいっぱいで藁をも縋る勢いで来た実家で辛いことを言われ、激昂して出て行こうとした。荷物をまとめて出て行こうとする母を見て涙が溢れた。祖母は人の居なくなって部屋で1人座り、頭を抱えて泣いていた。初めて祖母が泣いたのを見た。その後、準備が終わった母が「こんな家出て行ってやる!」と言った。そんな母を祖母は必死に止める。小さい体で必死になだめようとする祖母を見てまた涙が出た。母は「狂った人間と毎日過ごす気持ちがわかるか?!」と叫んで出て行った。父のことだと思う。心が苦しくなった。母も父も祖父も大好きな私には本当に辛かった。バタンとドアが閉まり、玄関は静まり返った。このままだと母ともう会えないかもしれないとなんとなく思った。祖母が「誰か追いかけた方がいいかもしれない」と呟いた。私はパジャマのままだったけれど自分しか適任はいないだろうと瞬時に察した。誰かが動く前に私は上着を着込み、靴を履いた。祖母はお金はあるだけあったほうが良いと、私にお金を握らせてくれた。走って家を飛び出して向かうと母を見つける事ができた。母に抱きついて大泣きした。「いやだ いやだ 帰らないで 仲直りしてよと」言ってボロボロと涙をこぼす。しかし過去は変えられないし、母の気持ちもかわらなかった。その後父も私を追ってきてくれたが、私には父は何を考えてるのかわからなかった。涙が滲み顔をあまり良く見ることが出来なかった。 母は祖父のことを絶対に許さない、そんな考えが見てとれたが、祖母のことは気にかけていた。「どうか祖母にだけは優しくね」と「帰る時の乗り換えの駅で待つ」 と言って先に帰った。 そのあと私と父は祖父母の家に戻った。祖母の姿が見えない。走って階段に登ると祖母がベッドで布団にくるまっていた。 近づくと祖母は泣いているような気がして、いつもの私なら気を遣って離れるかもしれないがどうしても出来なくて祖母の布団に私も入った。祖母の啜り泣く声がして祖母に抱きついて背中をさすった。それと同時に私も涙が溢れてそれを必死に我慢した。祖母に何度もごめんねともいわれた。 辛かった。祖母に悪い所はない。謝ってほしくなかった。どうすれば良いかわからなくなるから。 その後すぐに帰る準備をして母のところへ向かった。 また父はそこまで急ぐ様子を見せず、少しダラダラしていた。神経を疑った。それでも家族かよと思った。 私は感情を消し切ることはやっぱり私には出来ないことだった。 時間が経っても私の心は治って無くて、ふと思い出せば目に涙が滲む。これはあくびしたから出てるんだと自分に言い聞かせて耐えた。 その度、藤井風の曲を聴いて力をもらった。私の心を温かくしてくれる。もっと早く出会ってればよかった。 それからしばらくしたある日母と父の喧嘩の声が小さく聞こえた。もう寝ようとしていたのだが上の階から聞こえた。妹が寝ていることを確認してゆっくりと上へと向かう。2人をなだめていると父がおかしくなった。限界がきたのだろう。突然自分の頭を何度も何度も殴り、「死にたい」「死にたい」と何度も叫ぶ。私の中の何かが崩れてしまった気がする。今までは地雷さえ踏まなければよく、父が死にたいと思っているなんて知らなかった。知りたくもなかった。妹が起きてきて、泣き叫ぶ。あーあ妹も起きちゃった。守れない。 母が父を止めて「別々にすむ?」みたいに強く言っていて妹の目からポロポロと涙が溢れる。私は滲んだ目を擦りながら妹をぎゅっと抱きしめる。「大丈夫だよねーねが着いてるよ」と顔を歪めて言う。 私と妹は 母に抱きつく。 「やだ!離れ離れはやだ!!」と妹が叫ぶ。私はなんだか他人事のように、第三者の視点から自分を見ているような感覚になった。確かに自分の意見だけを通すなら離れてほしくない。 でも2人が離れて暮らした方が2人のためかもしれない。  母は心配性だ。度が過ぎた。父がどう大丈夫だと説明しても納得してくれない。それで父はパニックになる。母はただ心配しているだけだと言い張る。だが、その心配は時に人にプレッシャーを与える。 ある旅行の最終日、私の父は自分のことを話すと言ってきた。父の父との関係や、母との関係、そして自分のこと。本当に辛かった。何で今言うの?何で私に言うの?何で受け止められると思ったの?父親が死にたいと言ってきた子供の気持ち考えたことある?聞きたいことは沢山あったでも言えなかった。

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