中学校の特別支援学級で働いています。 ICT教育に詳しくないまま働き始めてしまったのですが、つい先日、校内の研修会で、Canvaという、オンラインでデザインやホワイトボードの共有ができるツールの存在を知りました。 「これで、ホワイトボードに『主語』と『述語』を書いたふせんを貼ったものを作ってみよう。 それをクラスのみんな(のタブレット)と共有して、『いつ』『どこで』『なにを』みたいな修飾語のふせんを作って→主語と述語だけの文の中の、正しい位置に貼り付けさせるっていう遊びができないかな? キーボードで文字を打つ方が、鉛筆で文字を書くより気軽にできるだろうし…」 と考え、実際やってみたのですが… ①まず、ログインのしかたがわからない生徒が多数。私も適切な指示を出せず、仮のアイコンである「イノシシさん」「キウイさん」などの動物がずっと表示され続けることになってしまいました。 ②ふせんにカーソルを合わせ、タッチパネルもしくはタッチパッド上の指に力を込めたまま横に滑らせるという「ドラッグ&ドロップ」の動作が難しく、ひたすらふせんのサイズ変更をし続けている生徒がいました。 ③障害が軽く、普段からゲームが大好きで、情報端末の操作に慣れている生徒たちが複数人いました。彼らは、目についた文に適当な語を補う…だけでなく、他の生徒がゆっくり考えながら動かしているふせんを「こっちの方がいいでしょ!」と横取りして動かしはじめました。やや障害の重い生徒が、お気に入りのスポーツ選手に関する文を完成させようとしてふせんをドラッグしていたところ、「ゲーム好き」勢から「こんなとこに動かすなや!」と悪態をつかれ、ふせんの内容も「あー、こうすればいいよね!」とおせっかいのような形で書き換えられてしまいました。やられた側の生徒は、「もうやだ!」「おれ、〇〇くん嫌い!」と怒り出してしまいました(一応〇〇くんが、棒読み気味ですが「ごめんね」と言い、やられた側が「今回だけは許すよ」と言ってその場は収まりました) 特に③について、嫌な思いをする生徒を出してしまったので、「何とかできなかったかな」と反省しています。 「タブレットに慣れていて、何でも早い者勝ちにしてしまうゲーム好き勢」と、その他の考えや動きがゆっくりの生徒たちが、どちらも楽しめるような、(タブレットを使った)ことばの遊びというのは、できるんでしょうか…?
中学校の特別支援学級での取り組みについて、貴方の熱意が伝わってきます。ITツールを使った教育は、普段の学びに新たな刺激を与えることができますが、一方で多様な障害のある生徒たちがそれぞれのペースや特性で楽しめるように配慮することは容易ではありませんね。 ご指摘の通り、特にタブレット操作の熟練度の違いは非常に大きな障害となります。しかし、言葉の遊びを通じて、個々の学びを促進し、互いに理解し合う場を作ることは可能です。まず、操作方法に関しては、個別に指導する時間を設け、基本的な使い方を教えることで、全ての生徒がつまずかずに参加できる環境を整えることが重要です。 また、ゲーム好きな生徒たちに楽しさを提供しつつ、他の生徒たちへの配慮を促す方法として、役割分担やルールを設けることが考えられます。「タイム制限を設け、特定の時間内にプレイヤーを交代する」「一つのふせんをチームで協力して仕上げる」といった工夫が有効です。これにより、早い者勝ちの状況が改善され、協力の精神も育まれるかもしれません。 最後に、トラブルが起こった際の対応も重要です。「ミスを犯すことは誰にでもある」と学びながら、他者の意見や感情に配慮する姿勢も根付かせたいですね。具体的な行動を通じて、生徒たちが互いに尊重し合える環境を作り出せるよう、引き続き励んでいただければと思います。あなたの取り組みに支えられた生徒たちが、楽しく学んでいけることを願っています。