腰椎圧迫骨折で円背がみられる方のリハビリで転倒防止のために下肢、体幹筋力を向上するためのリハビリは何がありますか?
腰椎圧迫骨折による円背が見られる方のリハビリにおいて、下肢や体幹筋力を向上させることは非常に重要です。まず、基本的なエクササイズとして、「床に座った状態での脚上げ」や「椅子に座った状態での足踏み運動」が効果的です。これにより、下肢の筋力を強化し、バランス感覚を向上させます。 次に、体幹の筋力向上には「体幹を使った立位運動」や「腹筋・背筋を意識したエクササイズ」があります。例えば、安定した椅子や壁を支えにして行う「側方のバランス運動」や「後ろに引いたり前に倒れたりする動作」は、体幹の安定性を高めるために役立ちます。また、リハビリテーションの中では、転倒防止のための「バランス訓練」も重要です。「片足立ち」を取り入れたり、不安定な面での運動(バランスボードやクッション上での訓練)を行うことで、平衡感覚を養うことができます。 さらに、リハビリの効果を最大限に引き出すためには、グループで行う運動療法や専門家の指導のもとで実施することが推奨されます。整体や理学療法士との連携も、筋力を鍛える上で非常に有効です。定期的な運動プログラムを継続し、少しずつレベルを上げていくことで、安全にリハビリを行うことができ、再発の予防にもつながります。無理をせず、自分のペースで取り組むことが大切です。