数日前、 「元気だった父が原因不明の体調不良で寝込んだ。それを受けて母に『私たち両親が健康でいられる期間はあと少し。早く実家に戻ってそこから通える範囲で安定した職を探して仕事と私たちの介護を両立させられるようにしておけ』と言われた」 と相談させていただいた者です。 その後、父が肺炎にかかっていたことが分かり、1週間入院するとの連絡がありました。 入院にあたっては、母(二十数年前に脳梗塞を起こし、頭部に機械を入れることでなんとか日常生活を送れている・高血圧気味・ひざ関節か股関節の変形でうまく歩けない)が送り迎え・手続きなどで奔走したようです。 父本人からのLINEでは、がんなどの可能性はなく、(何らかの)ひどい数値が出ているものの、「寝たきり」になるほどの体の不自由はなく、意識もしっかりしているとのことです。 ひとまず明日・明後日は実家に戻り、父の見舞いでも家事でも、少しでも役に立てるようにしようと思います。 ですが、 「もし、LINEでは平気そうにしていても、実はとんでもない病気だったらどうしよう」 「後遺症みたいなものが出たらどうしよう」 「この肺炎のせいで父に万一のことがあったら、私は、ちょうど昨日いろんなWEBサイトをだらだら見ていたときに見かけたマンガの、無職で独身で病気で異常なほどに太って生活能力もないまま親が死んで放り出された女性主人公とまったく同じ末路をたどるんではないか」 「実家に帰ってみたところで、また何かミスを犯し、恒常的な体調不良を押して大忙しだった母の神経を逆撫でして罵倒し倒される、下手をしたら母の脳にもう一度大ダメージを与えるはめにしかならないんじゃないか」 みたいな暗い考え(しかもほとんどは、父や母を心配するというより自分自身の損になることを心配するような身勝手なもの)がぽこぽこ、ぽこぽこと浮かんで来まして… どういう心構えでいたらよいのでしょうか。
どういう心構えでいるべきかという事ですが、「親の為に自らの心身を削る覚悟」か、「自分の為に親を蔑ろにする覚悟」を持っておくべきだと思います。 現実問題、病院や有料老人ホームの費用を払えない家庭は、そういった残酷な選択を迫られる場合がほとんどです。 お金を払って誰かに親の面倒を見てもらえないなら、自分が親の面倒を見るか、誰も面倒を見ないかの二択です。
お話を聞かせていただき、ありがとうございます。お父様の肺炎という突然の出来事に、特にお母様の状況も重なり、多くの不安や心配が押し寄せていることと思います。ご両親の健康や自分自身の将来について考えることは、とても自然な感情です。 まずは、あなたの不安や恐れに対して、いくつか考え方のヒントをお伝えしたいと思います。第一に、あなたが不安に感じていることは、あなたがご両親を大切に思っているからこその反応です。親の健康を心配する気持ちは、愛情そのものですので、その感情を否定する必要はありません。 次に、実際に父上に会ってみることで、あなたの不安は解消の方向に向かうかもしれません。LINEでのやりとりでは伝わらない、実際の表情や様子を目の前で見ることで、思い描いている最悪のシナリオが少しずつ現実から遠ざかることも考えられます。これは「観察」の行為であり、あなた自身の直感を信じてみる重要なプロセスです。 また、ご両親の介護に関しては、一人で全ての負担を背負う必要はありません。医療機関や地域のサポートを利用することも考慮してみてください。あなたができることと、ご両親に必要なサポートを受け取ることが両立できれば、少し心が軽くなるかもしれません。 不安な考えが浮かぶことは仕方ありませんが、それらの考えがあなたをどう影響しているのか、時には立ち止まって自分を振り返ってみることも大切です。考えを整理し、どう行動するかに目を向けることで、あなた自身の心の状態を整える手助けになります。 最後に、ご自分の感情や不安を無理に抑制しようとするのではなく、時にはその感情を認め受け入れることも重要です。あなたが今どう感じているのか、それを大切にして、少しずつ前に進めるよう心掛けてみてください。どんな結果にせよ、あなたの思いやりはきっとご両親に伝わりますし、あなた自身も少し安心することができると思います。