虐待は、なぜ起きるのだろう。 ニュースで子どもへの虐待が報道…

ユズリハ

不明

2023年11月4日 10:41

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虐待は、なぜ起きるのだろう。 ニュースで子どもへの虐待が報道されるたび、そんな疑問が私の頭をよぎる。 暴言を吐く、暴力を与える、飢えさせる...親は、そうして自分たちの子どもの心や体に 傷をつけてしまう。このような虐待によって、たくさんの尊い命が失われている。また、 子どもの頃に受けた苦しみを、大人になってから、自分の子どもにも味わわせてしまうこ ともある。私は、「この負の連鎖を断ち切りたい。」と強く思っている。 私には、父、母、妹がいる。私にとって、三人はいつでもそばに寄り添ってくれる、か けがえのない存在だ。 私が悩みを相談するとき、両親はいつも真剣に私の話を聞いてくれる。アドバイスをし てくれるし、励ましてくれるので、自信をもつことができる。それまで不安でいっぱいだ った気持ちが、自然とどこかへ飛んでいって、新しい一歩を踏み出す希望を与えてくれる のだ。 反対に、私が良くないことをして、怒られるときもある。やりなさいと言われてもすぐ に行動しないときや、私の責任感が足りなくて周りに迷惑をかけてしまったとき、厳しく 叱られる。でも両親の口から出てくる言葉は、決っして嫌悪の意味が込められているわけ ではない。私が同じ失敗を繰り返さないように、成長できるような言葉をかけてくれるの である。 また、私が怒られたり、上手くいかないことがあったりして落ち込んでいるとき、妹は 「大丈夫。気にすることないよ。」 「話聞くよ。」 と私を元気づけてくれる。さりげない一言二言の言葉だけれど、私の心を軽くしてくれる のだ。家族がいつも支えてくれているからこそ、私は前向きに、楽しく毎日を過ごすこと ができている。 そこで、私はふと思った。虐待に手を染めてしまう親たちは、本当に心の底から我が子 を憎んでいたのだろうか。いや、そうではないと思う。本当はもっと温かい家庭を築きた かったに違いない。しかし、実際に子育てをするようになって、それまで思い描いていた 理想の家庭とは遠くかけ離れた現実をつきつけられる。そして、子育てが上手くいかず、家族間で距離が生まれ、孤立する。このように不安とストレスが積み重なって、結果的に親は子供に手を出してしまうのではないだろうか。 虐待をする親に目を向けたことで、私は彼らの、我が子に対する本当の気持ちについて 深く考えることができた。確かに、虐待は決っして許されることではない。一度子供の心に刻まれた傷は、時が過ぎても消えることはない。しかし、親の立場に立って、視野を広げて考えてみると、虐待をする親は「加害者」でもあり「彼害者」でもあると思う。彼らは、幼少期に同じように虐待を受けたり、大人になり自立してから、誰にも悩みを相談できず、ストレスを溜めてしまうなど、彼ら自身にしか分からないつらさや苦しみを抱えているのかもしれない。 そう考えると、虐待をする親だけが悪いわけではないと思う。もっと恵まれた環境で生活できていたら、彼らの人生はもう少し明るくなっていたのではないかと感じるのだ。 私は以前、ニュースで虐待を受けていた一人の子どもが、虐待から解放されてからも精神的な後遺症に悩まされているという姿を目にした。彼女は高校生となった今でも、うつ病という病を抱えて生きているという。私は、虐待から抜け出せても苦しんでいる人がいるということを知って心が痛ましくなった。しかし、彼女は、イラストレーターになるという夢をかなえるために、さまざまな困難に直面しても、少しずつ前に進もうと努力していた。彼女の力強い生き方に、私は心を打たれた。そして、「深い心の傷を負っても、諦めずに立ち上がろうとしている人がいる。虐待を減らすことができれば、さらに多くの人が苦しまずにすむだろう。」と強く思った。 家族のなかだけでも、友人のなかだけでも良い。お互いに、悩みを打ちあけられ、支え合うことができるのなら、きっとこの世界は笑顔で溢れるだろう。一人で抱え込ませない。心の傷を生ませない。将来起こるかもしれない虐待、犯罪や非行を一つでも未然に防ぐことができるように、私は身の回りの人の話に耳を傾け、支えていけるような存在にな

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