問題1~18の記述の正誤(○×)を述べ、誤りの部分を訂正して下さい。 尚、全て、我々ヒトや脊椎動物で起こる現象として捉えて下さい。 1 発生は、生物の受精卵が胎児に達するまでの、形態的・生理的・化学的な変化・発達の過程をいう。( ) 2 発生は普通、受精によって開始される。 ( ) 3 有性生殖は、雌雄の未分化な配偶子の接合によって新個体が形成される生殖過程である。 ( ) 4 細胞周期において、DNA合成(複製)によりDNAが倍加する時期をM期という。( ) 5 細胞周期において、細胞分裂の時期をS期といい、これが終わると核相は2nに反る。( ) 6 細胞周期において、S期とM期の聞を間期(gap)といい、 M期からS期に移る間をG2期、S期からM期に移る聞をG1期という。( ) 7 ヒト体細胞の染色体数は、常染色体が22本2対、性染色体が2本から成るので合計24本から成る。( ) 8 卵割とは、受精卵の細胞分裂のことで、同調的な分裂により、細胞数を2の倍数で増える。( ) 9 卵割時、娘細胞(割球)は、分裂のたびに大きさが大きくなっていく。( ) 10 胞胚期には、外側が一層の細胞に覆われ、内部に空洞ができる。 ( ) 11 分化とは、特定の機能・個性を持ち、特殊化することである。( ) 12 幹細胞とは、長期間に渡って自己複製能を持ち、ほかの細胞に分化したり,その前駆体をつくりだすことができる細胞の総称で、多能性幹細胞の例として、ES細胞やiPS細胞がある。( ) 13 ES細胞は、分化した細胞に、細胞増殖などを命令する4種類の遺伝子導入して人工的に作った多能性幹細胞である。( ) 14 原腸形成は、胞胚の表面の細胞層が内部に入り込む現象で、一つの口を持った袋を内部に形成し、それが消化管の始まりである。( ) 15 原腸形成時、最も中央に位置する細胞群の集まりを、内胚葉と言い、そこから、口から肛門までの1本の管で出来ている消化器系などの内臓が形成される。( ) 16 原腸形成時、外側に残った細胞群を外胚葉といい、そこから、表皮と骨が形成される。 ( ) 17 外胚葉と内肺葉の間に形成される細胞群が、中胚葉で、ここから、体を支えるための筋肉や肺が形成される。( ) 18 形成体(オーガナイザー)とは、脊椎動物の胚の一部で、その周囲の胚域に働きかけ、その部分の分化を誘導する作用をもつ部位で、胚発生における受容器としての役割を持つ。( )
1 ×(発生は受精卵から胎児に達するまでの変化・発達の過程をいう) → 生物の受精卵から胎児に達するまでの変化・発達の過程を発生という。 2 ○ 3 ○ 4 ○ 5 ×(細胞分裂の時期をM期という) → 細胞分裂の時期をM期というのではなく、DNA合成(複製)によりDNAが倍加する時期をS期という。 6 ×(S期とM期の間をG2期といい、S期からM期に移る間をG1期という) → S期とM期の間をG2期といい、M期からS期に移る間をG1期という。 7 ×(ヒト体細胞の染色体数は23本から成る) → ヒト体細胞の染色体数は、常染色体が22本(2対)で性染色体が1対(XとY)から成るので、合計23本から成る。 8 ×(卵割は同調的な分裂によって細胞数を2の倍数で増やす) → 卵割は非同調的な分裂によって細胞数を2の倍数で増やす。 9 ×(卵割時、娘細胞は分裂のたびに大きさが小さくなっていく) → 卵割時、娘細胞は分裂のたびに大きさが小さくなっていくのではなく、大きくなっていく。 10 ○ 11 ○ 12 ○ 13 ×(ES細胞は遺伝子導入して作られる) → ES細胞は人工的に作られる多能性幹細胞であるが、遺伝子導入ではなく自然な形で存在する。 14 ○ 15 ○ 16 ○ 17 ×(中胚葉から体を支える筋肉や肺が形成される) → 中胚葉からは体を支える筋肉や肺が形成されるのではなく、体の内臓が形成される。 18 ○