やっぱり父さんは私なんかどうでもいいんやね。 知っとったよ、そんくらい。でも、少し、やっぱり、あんたが私の為に、土産を買ってくれたら、そりゃ少しだけ、"私の事、ちゃんと家族としてみてくれてるんや"なんて思っちゃうよ。でも、結局あんたは、仕事と、兄さんしか見とらんのよ。自分の好きな食べを、あんたは知ってるか？好きなテレビ番組は？自分がヲタクなのを知ってるか？人混みが苦手なの知ってか？好きな事は？嫌いな食べ物は？苦手な教は？一人が好きって知ってる？好きな植物は？好きなは？このなかの幾つかしか、あんたは答えられないやろ。知っる。知っとったよ。兄さんと頭のできは、漠然と違う事ぐらい。でも、いつも私のプレゼントは、問題集、ドリル、ノート、辞書。私、この辞書じゃないのが好きなのに。ノートだって、もういらないよ。ドリルも、問題集も、塾のがあるからいらないよ。私、グッヅが欲しいって言ったじゃん。
仕事って大変なんだ、お父さんは仕事で手一杯なのかもしれない。教育費も稼ぐの大変なんだ。下手にいらないものあげて悲しまれたくないから、教材をくれたのかもね。 あなたのお父さんはきっときちんと愛してくれてるよ。私は親と縁をきってるけども、本当の無関心はご飯もないし、病気になっても1週間帰ってこないし、子どもを金で売る親だよ。 寂しい気持ちなんだろうけど、すごく愛されてるよ。
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