ぴえんちゃん

13歳

2022年4月22日 20:53

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熱がでて、その日は学校を休ませてもらった。 今日は熱がなかったから学校に行った。いや、行かされた。 親は忙しそうだったから言えなかった。「まだつらい」ことを。 病み上がりだから自転車をはやくこげるわけなくて、 やっとの思いで学校についたのに、他の人の自転車を倒してしまった。 周りの先輩たちに迷惑がかかってしまった。 死にたい。　　　そんな言葉を何度も連呼する。 教室に入って先生がきたから朝の会をはじめる。 今日の連絡みたいなの言ってて、 「今日心臓検査をするから体操服がいります」 って言われた。 なんで言わないの？なんで休んだのに教えてくれなかったの？ 体操服なんて持ってるわけないじゃん。 目に涙を浮かべ、それがこぼれないように上をむく。 掃除時間。 先生がこそっと 「体調大丈夫？」 って聞いてきた。 きついです、つらいです、なんて言えるわけねぇだろ。迷惑かけたくねぇんだから。 だから私は笑いながら 「大丈夫です」 なんて嘘をつく。 このときの私はつらいことを知ってほしかったのかも知れない。 数学の授業。 私はノートとワークを忘れた。先生に言って裏紙にノートを取る。 授業内容が終わり、みんながワークをしていた。 先生はみんなの前で言った。 「ほら、忘れ物すると困るのは自分やけんな」と。 きっと先生は他の人に教えたかったんだ。私みたいになることを。 でも私の心はズタズタだった。 恥ずかしい、惨め、迷惑　　この感情がぐるぐると渦巻く。 ごめんなさい、なんて言われるわけもなく、言われたままだった。 今日はつらかった。 でもよく頑張ったよ。 明日も生きよーね。自分。